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June 27〜July 6 in 2007

7月5日(木)   トロント散策〜帰国

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夕べは不覚にも(!)早く寝てしまって、結局、9時間も寝てしまった(- -;)
旅も終わりなのに、なんともったいない・・・ 疲れてきたのかm(- -;)m

朝食は、アットホームな感じだった。
黒いコックさんに、好きなものを選んで注文すると作って持ってきてくれる。
ワッフルと、オムレツ、フルーツサラダにジュースやお茶類。

朝食バイキング
コックさん
アメリカ風朝食
朝食
アメリカ風朝食
ほかほかワッフル
最後のパッキングをしてから、9時半ごろ外へ出る。
昨日、車の中から見た近所の教会へ行ってみた。
近代建築の中に埋まっているが、趣のある教会だった。

昨日、ガイドに行ってみたいと言うと、あれは、ただの町の教会だ、と言われた。
けれど、古い(そう見えた)石造りの教会は、趣があっていい感じだ。
中には入れなかったが、近代建築の谷間にあるのがもったいないような教会だった。

他のところへ行こうと思うが、ガイドブックの地図を見てもどうも地理がよくわからないので、
近所にいた学生に聞いてみると、なんだかまったく見当はずれのところのよう・・・
おかしいな、と思って、ホテルに戻り、フロントで地図をもらい、ホテルの場所を聞く。

なんと、旅行社にもらったガイドブックに書いてないところにホテルがありびっくり。
その地図の中にあったマリオットに泊まっているとばかり思っていたので、
まったく方向感覚がわからず、地図の上で迷子になっていたのだった(- -;)
基準点が間違っているから、どこへも行けるわけがない・・・

また、外へ出て美術館ROMこと Royal Ontario Museumの前まで行くことにする。
時間があったら入って見たいけれど、今日は無理だ。
また来ることがなければ、永遠に無理だ・・・

朝食バイキング
街の教会
アメリカ風朝食
地下鉄の入り口
こんどは反対側へ向かう。
ホテルの入り口の横には、地下鉄の入り口がぽっかり口を開けていた。
その上に、ホテル内のレストラン Matisse があった。
夕べも朝もここから窓の外を眺めていたんだなぁ・・・

近くにまた別の教会を見つけ、ドアのガラス越しに見ていたら中の人が開けてくれた。
入って見ると、シンプルで素朴な感じのいい雰囲気の教会だった。
ガイドに言わせると、これも、ただの町の教会そのものだろう。

わたしは、別にクリスチャンではないけれど、だいたい教会という建築が好きだし、
教会という、スピリチュアルなものを感じる場所も好きだ。
お寺の建築が好きで、またお寺の中の雰囲気が好きなのと通じるものがあるのかな・・・

教会の入り口の掲示板には、
「No Seed Ever Sees The Flower」と書いてあり、
その下に 「Zen Saying」(禅の言葉) とあったのがおもしろかった。

朝食バイキング
ビルに埋もれた教会
アメリカ風朝食
入り口の掲示板
朝食バイキング
入り口から祭壇
アメリカ風朝食
ステンドグラス
Queen’s Streetまで行って戻る。
所々に古い建物があって、ゆっくり見たいが、時間が・・・
ヨング・ストリートの交差点で、両方向の街並みを眺め
世界一長いという1560km先に思いをはせる。
その辺だと自然以外何もないのだろうな・・・と

朝食バイキング
ヨングストリートの一方
アメリカ風朝食
交差点
アメリカ風朝食
ヨングストリートの他方
大自然に抱かれた村 プリンス・エドワード島の広々とした風景から
この大都会に来ると、人の多さと、立て込んだ街並みに圧倒されてしまう。
特に、古いものと超近代的なものが軒を連ねているので、
そのギャップがすごくて、なんとなく居心地が悪い。

街を歩いていて、情趣のある古い建築を見つけると、その横か後ろには
必ず、空に向かって聳え立つというか、圧倒するような高層建築が頭を出している。
慣れてきたらこれはこれでいいのかもしれないが・・・

朝食バイキング
美術館ROM
アメリカ風朝食
遠くにCNタワー
人のたくさんいる街を歩く楽しみは、いろいろな人のいる光景をみること。
特に、多人種国家ならなおさらだ。
中国を旅したときも、交易の街「松藩」はそういう意味で非常に楽しめた。
カナダも、いろいろな人種が集まって国を作っているから同じことだ。
ただ、今回は街を歩く時間が少なかったので、人を撮る機会が少なくて残念だった。

散策の途中、美術館の前を行く二人の女性・・・
どちらも三つ子用のベビーカーを押していた!
これは、三つ子を連れているのか、それとも保育所の散歩か、
はたまたベビーシッターの便利グッズなのか・・・

通りには、あちこちにホットドッグの屋台が出ていた。
店の主人は大体中年の女性で、カメラを向けるとちょっと迷惑そうだったが・・・
たまたま買いに来た男性がいて、撮らせてもらう。
ソーセージをはさんだパンをもらったあとは、脇にあるボックスから
10種類近くもあるトッピングをいろいろ選んではさんでいた。

朝食バイキング
ベビーカーを押す女性たち
アメリカ風朝食
ホットドッグの屋台
11時過ぎにホテルに戻って、11時30分ごろにチェックアウト。
ツアー・コーディネイターがピックアップに来てくれる。
12時ごろトロント空港へ到着、チェックインまでついていてくれる。
ツアーでもないのに、自分で何もしなくていいというのが不思議。

わたしのトランクの重量オーバーが心配だと言ってたが、計ると27キロだった。
でも、ふと足元を見ると、重量計の枠にトランクが載っている。
え? こんなんでいいの? というと、目配せして、いいんだ、という。
きちんと乗せたらオーバーするかも、というのだが、
わたしの感覚では32キロもなかったと思う。

ここでコーディネイターと別れて、搭乗口に入る前に、ベンチで休憩。
ゆっくりお茶を飲みながら、宿でもらってきた青りんごを食べる。
最後のカナダの味は、素朴で甘酸っぱかった。

14時発のAC001は約15分遅れて出発。
日本時間だと翌日の夜中の2時過ぎ。

朝食バイキング
エアカナダで帰国
アメリカ風朝食
氷の海の上を飛んで・・・
予定より早く、日本を出てから10日目の午後3時半ごろ成田に到着。
降りたとたんに、梅雨の湿気をもろに感じる。
Sちゃんはここからまた関西まで飛行機に乗って帰る。
わたしは、成田エクスプレスで自宅へ。

旅の終わりにいつも感じる、虚脱感。
それほど疲れているわけでもないけれど、終わってしまった、という感慨。
行く前は、胸がはちきれそうに期待と不安でいっぱいだったのに・・・
今は、なんだか、見えない穴から空気が抜けてきた風船のような気分だ。

旅行に出る前のあのわくわく感が懐かしい。
でも、あのすばらしかったプリンスエドワード島の記憶と体験が
これからのわたしの身になっているんだな・・・、と
行く前のわたしとは、明らかに違うわたしになっているのだな、と、思いつつ・・・

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