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June 27〜July 6 in 2007

7月4日(水)   ナイアガラ、トロント観光

・・・画像をクリックすると拡大画像が表示されます・・・

・・・この日は雨の中を車で移動したため・・・
・・・ハイスピード撮影やISO感度を上げて撮影したので・・・
・・・画像が粗くなってしまった・・・


6時20分ごろ起きる。
7時半から滝の見える窓辺でビュッフェスタイルの朝食。
メニューがたくさんあってぜんぶ食べられないのが残念。
さすが、都会のホテルという感じのなんでもありのバイキングだった。

朝食バイキング
朝食バイキング
アメリカ風朝食
アメリカ風朝食
晴れて暑くなる、という天気予報は完全に外れて、朝から雨が降って肌寒い。
キャミソール、半袖、長袖、まだその上にジャンパーを着てちょうどいいぐらい。

9時にロビーでピックアップしてもらう。
昨日の旅行社の人は、ツアー・コーディネイターでナイアガラやトロントのことにものすごく詳しいらしい。
今日一日の観光とあさっての飛行場までついてくれるそうだ。

運転しながら、立て板に水の勢いでいろいろなことを説明してもらう。
ちょっと着いていけないぐらいすごい〜♪
年代、地名、人名、数字などをすらすら言われても、メモする暇がない(- -;)

今日の予定は、ナイアガラ観光と、トロントに移動しダウンタウンの観光

まずは、霧の乙女号に乗って滝壺まで近づく。
このイベントは人気が高く、込んでこない朝一番に乗ることになった。
雨が降るのに、チケット売り場には行列ができていて、どんどん集まってくる。

ホテルから望む雨のナイヤガラ
ホテルから望む雨のナイヤガラ
霧の乙女号のチケット売り場
霧の乙女号のチケット売り場
テントの中で青いビニールの合羽をもらって乗り場に降りる。
この合羽は昨日のと同じで、ポリ袋の親分のようなもの、色が違うだけだった。
薄くて、軽いので、船が動き出すとふわふわとめくれてくるし、
滝壺に近づくと水の勢いで風が舞い、上下左右から吹かれるのであまり役に立たない。
フード部分は飛んでしまいそうになるし、足元からは渦巻く風が吹き込んでくる。
こちらの人は濡れることに無頓着なようで、脱いでしまったり、めくれるに任せていたりだ。
空から降ってくる雨の水より、滝から巻き上がるしぶきの方がすごい。
轟音と、水しぶきと、渦巻く気流で、目を開けているのも大変という感じだ。
さすがにすごい迫力だった。
また、行き帰りに、アメリカ滝にも近づくのでよく見えた。

乗り場入り口
乗り場入り口
入り口からのアメリカ滝とブライダルベール滝
入り口からのアメリカ滝とブライダルベール滝
へさきに陣取る人たち
へさきに陣取る人たち
近づくカナダ滝
近づくカナダ滝
ほっと一息
ほっと一息
船からのアメリカ滝
船からのアメリカ滝
びしょびしょになり、靴もすっかり濡れてしまったが、これがお天気ならすぐ乾くだろうに・・・
濡れたまま車に乗り込んで、次へ急ぐ。

ちなみに、昨日テーブルロックから眺めていた霧の乙女号の姿は下に。
上から見るとこんなところまで滝に近づいているわけだ。
お天気がよかったら、もう少し迫力があったのかもしれない。

すれちがう船
すれちがう船
滝の裏から見る霧の乙女号
滝の裏から見る霧の乙女号
カナダ滝に近づく船
カナダ滝に近づく船
Whirl Poolは、1600年前に、エリー湖の氷が流されてきて、
オンタリオ湖への入り口をせき止め、土砂を削り、流路が変わり、
90度に折れて、折れ目で水が渦巻くところ。

道の反対側にはWhirl Pool Public Golf Clubがある。
カナディアン・オープンの場で、タイガー・ウッズも来たという。
冬場はクロス・カントリースキー場になるそうだ。

ナイアガラの豊富な水を生かして、水力発電所がある。
川の両側で国が違うために、米側はロバート・モーゼス水力発電所
カナダ側はサー・アダムベック水力発電所
本来なら一つの発電所のはずなのに、440万kw/minという電力も半分ずつ
それでも世界で有数の水力発電所だそうだ。

The Beginning of Falls滝の始まりが興味深い。
1200年前の滝の地点だったところだそうだ。
ここから下流の岸壁は草や樹に覆われている。
対岸の中央には濃い緑のラインが縦に走っている。
ここから上流にはところどころ削られた跡に地層が出ている。
これは滝がどんどん岸壁を削っていった爪あとなのだそうだ。
昔は、年に1mずつ滝が後退していたから、今の滝はここから12km上流にあるわけだ。

Whirl Pool
Whirl Pool
The Beginning of Falls
The Beginning of Falls
車は、ナイアガラ・パークス・ウェイを走ってどんどん下流へ。
この道は、カナダでも最も美しいドライビングロードとして有名なのだそうだ。
秋の紅葉の時期は、この世のものとも思えない美しい光景になるという。

しばらく行くと、スコットランドからの移住者が作った石積みの塀があった。
またしばらくすると、道端に小さな白い小屋のようなものがあった。
これは、世界最小の結婚式のできる教会だという。

Wayside Chapelは、1956年にできた、定員9名の教会。
牧師やスタッフがいるから、結婚式には、新婚カップルとその両親しかは入れないそうだ。

Wayside Chapel
Wayside Chapel
ブドウ畑とワイナリーがつづく
ブドウ畑とワイナリーがつづく
この辺はブドウ畑が広がり、峰作りという方法でぶどうが作られている。
アイスワインの名産地だそうだ。
ワイナリーは後のお楽しみで、先に近くの街を観光する。

Niagara On The Lakeという街。
19世紀のイギリス風の街並みを保存しているきれいな街だ。
清潔で、レトロな建物が並ぶ、ノスタルジックな街を散策する。
大通りを曲がって坂を下っていくと、オンタリオ湖の岸に出る。
お天気が悪くて残念だが、向こうの方に米軍の要塞が浮かび上がっている。
もう少し時間があれば、街を構成している歴史を感じさせる建物をゆっくりと見物したい。

街の中心の時計台
街の中心の時計台
古い建物
古い建物
街なみ
街なみ
いよいよ、次はワイナリー・・・
その前にアイスワインのレクチャーを受けて・・・〜♪

アイスワイン用の葡萄の収穫は、12月から1月の夜。
気温がー15℃からー30℃で収穫されるのだそうだ。
夜の間にぶどうの水分が外に染み出て凍結し、昼間、溶けて落ちる。
これを繰り返し、だんだん糖度が高くなる。
最後に、水分がほとんど抜けて干しぶどうのような状態で収穫し、しぼって醸造する。
1粒のぶどうから1滴の果汁しか取れないので、普通のワインの80倍のぶどうが必要。

アイスワインのアルコール度数は12%、糖度は20〜30度。
普通のワインの糖度は0〜3度ぐらいだそうだから、ものすごく甘い。
デザートワインとして飲用されるのだそうだ。

Pillitteri Estates Wineryという三大ワイナリーの一つに入る。
小泉前首相や、タレントの石塚や桂三枝もきたという。

試飲させてもらえることになり、白ワイン、赤ワイン、アイスワインと順に飲む〜♪
どれもおいしかったが、最後のアイスワインは甘くてとろっとしていて濃厚・・・
ほんとうにお酒の好きな人にはちょっと物足りないかも・・・
でも、おいしかった〜♪

お値段も飛び切りで、信じられない。
たった200mlしか入っていないボトルが、25ドル以上するのだ。
日本円で3000円以上・・・ 200mlで・・・

ワイナリーの店内
ワイナリーの店内
高級車の並ぶ駐車場
高級車の並ぶ駐車場
金色のアイスワイン
金色のアイスワイン
ナイアガラの滝のそばへ戻り、雨に煙る滝を見ながらパスタでランチ。
ここは昨日前を通って、かわいいレストランだなと思ったところだった。
雨でも滝を見に来る観光客はたくさんいた。

レストランからの雨の滝
レストランからの雨の滝
パスタランチ
パスタランチ
食後は、またツアー・コーディネイターの車でトロントへ向かう。
一時間半ほどかかって、トロントの宿へ。
この間、カナダやトロントについてのレクチャーを受ける〜♪

トロントのダウンタウンは、東西15km 南北12−3km。
人口は、280万人という。
3万人の州都(シャーロットタウン)から来たので、えらく人が多く見える。

カナダの国旗についての話は興味深かった。
今の国旗になったのは、比較的最近のことで、1965年に制定されたそうだ。
白い部分は国土(雪の白)を現し、両側の赤い部分は、左が太平洋、右が大西洋を現す。
赤は、英仏の争いで流された血を、カエデは国民を現しているそうだ。
カエデは生命力の強い木であるところから、いろいろな移住者が集まり、根を張って子孫が繁栄するように。

カナダ国旗
トロントの宿、マリオットに投宿。
部屋まで案内してもらって、荷物を置き、一服してからミニツアーに出る。
このホテルの部屋もなかなかシックなインテリアで豪華だった。

カナダ産の砂岩でできた州議事堂は、見かけはどっしりしているが地震に弱いそうだ。
トロント大学は1827年設立で、170もの校舎が市内に散在しているのだそうだ。
学生は地下鉄やバスなどを利用して移動するから大変だという。
ロマネスク様式の左右非対称のデザインが面白い。

州議事堂
州議事堂
州議事堂
州議事堂
州議事堂
州議事堂
トロント大学
トロント大学
Convocation Hall
Convocation Hall
ロバーツ図書館
ロバーツ図書館
雨が降っているし、時間も少ないので、ほとんどは車の中から眺めるだけで残念。
その代わり、説明だけは山のように聞けたけれど・・・

新旧混じる街
新旧混じる街
市街の風景
市街の風景
騎馬警官
騎馬警官
トロントは冬が長くて厳しいので、地下街が発達していること。
市役所のユニークなデザインは、上から見ると人間の眼の形になっているとか。

オンタリオ湖から北に向かう、世界一長い通りがあること。
ヨング・ストリートは全長1560kmもあり、最後はどこまで続いているのやら・・・
ツアーガイドが一度トライして300kmぐらいまで行ったら、そこは何もないところだったとか・・・
なら、その先はどうなっているのやら・・・

ヨング・ストリート
ヨング・ストリート
ホテルの部屋
ホテルの部屋
ホテルへチェックインしたのは3時過ぎ、観光して戻ってきたのは6時ごろだった。
お昼をしっかり食べたので、夕食はホテルのレストランで軽く食べる。
サンドイッチと、サラダとジュースなどだけでもお腹がいっぱいになった。

明日はいよいよ帰国なので、あらかたのパッキングをする。
入浴後、ゆっくり日記を書こうと思っていたのに、疲れていたのか、
お風呂から上がってベッドに転がるとすぐに眠ってしまった(- -;)
カナダ最後の夜なのに、もったいなーいぃぃ・・・
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